事例活用で戦略につなげる、人事が参加すべきコミュニティ8選

事例活用で戦略につなげる、人事が参加すべきコミュニティ8選

こんにちは!人事組織コンサルタントの河畑福太郎です。

人事の仕事をしていると、「孤独」とか相談相手がいないという悩みを抱えている人に出会います。
また、人事に求められるスキル範囲が広く、どこから手を付けていいのか分からない、
今ある社内の課題を片付けることで手いっぱいだ、と言う人も。

 

そんな時に、ぜひ活用していただきたい人事コミュニティをご紹介します。

 

人事コミュニティの必要性

 

人事に求められる3つの役割

 

人事は、採用、育成、評価・配置と言った「人事企画」と、入退社や社会保険などの手続きを行う「人事労務」、
また経営者のメッセージを理解して人事制度に翻訳し企画立案をする「戦略人事」の3つの役割を求められています。

 

特に、人事企画と戦略人事は密接な関係にあると言え、企業としての将来目標を達成しうる人材を育てる目的を明確にして運営されなければなりません。

 

唯一無二の人事であれ

 

つまり、人がそれぞれに異なるように、人事も企業ごとに実状に即した内容としていく必要があります。
人事運営においては、「こうあるべき」「こうすればいい」と言った絶対的な手法は存在せず、
むしろ、企業ごとに唯一無二の人事であるべきなのです。

 

人事に求められる能力は幅広い

 

唯一無二の人事運営の実行をするためには、様々な能力が必要となります。

 

HR総合調査研究所が行った「人事のキャリアに関するアンケート調査」によると、
人事の仕事を「採用」「教育・研修」「人事・労務管理」「人事戦略」「海外人事」に分けて考えた場合、
それぞれに必要となる能力・スキルは次のような結果となりました。

 

出典 東洋経済「人事担当者に求められる能力、仕事とは?」

https://toyokeizai.net/articles/-/13137

 

これを見ていただけると、かなり幅広くハイレベルなスキルを要求されていることが分かります。
さらに、企業の海外進出や事業ドメインの拡大が行われることが増えている昨今では、新しい分野の知識を得て運営していく力も求められます。

 

人事は雑務が多い

 

我々人事は、こうした能力やスキルを自己研鑽していく必要もあるのですが、実際にはどれくらいの人が「自分はこれらの自己研鑽ができています!」と言えるでしょうか?

かなり厳しいですよね。

 

人事は情報が大事と言いつつ、その時間が取れないと言う人も多いでしょう。

人事はオペレーション人事と言われる事務的な作業に追われることが多く、
自己研鑽や企画立案に避ける時間がなかなか取れないという悩みを抱える担当も少なくなりません。
「ボッチ人事」と言われる、一人しか人事がいないとか、少人数で対応しなければならない企業も多く、これはコスト部門ならではの悩みです。

 

こうして、日々雑務に追われて本来重要な情報を得る機会を逃してしまっているとも言えます。

 

抱える悩みは同じであるからこそ他社の事例が参考になる

 

理想を言えば、「人事は雑務の多い日々の中で自己研鑽もしつつ、社内の経営層から社員まで幅広く声を聞き、
人事運営に反映させる」ことができればいいのですが、それを自社の人事内のメンバーですべてまかなえませんよね。
新しい分野のナレッジを自分たちで試行錯誤するのも非効率です。

 

となるとやはり「他の会社ではどうしているのかな」というのが気になるところです。

企業にとっての人事は唯一無二ではありながら、そこにたどり着くプロセスは他社のものが参考になるためです。

 

そこで、外部とのナレッジ交流は非常に重要なツールとなります。

 

自社でまだ取り組めていない課題に他社がどう対応したのか、どのような研修によってどう効果が表れたのか、
など、情報や意見を交わすことで、他社が答えを出すまでに紆余曲折したナレッジを一足飛びで疑似経験し、学びを得ることができるのです。

 

人事こそ、社外との交流を!ですね。

 

おすすめ人事コミュニティ8選

 

お手軽に他社とのナレッジ交流できるおすすめの方法があります。それは何らかの人事コミュニティに参加することです。

人事コミュニティは、オンラインのものもオフラインのものもあれば、定期開催やイベント方式、セミナー方式など、
その運営方式や規模も様々です。

 

1.グローバル人事塾

 

人事の各分野におけるオピニオンリーダーを招いた勉強会を、月2回東京・大阪・横浜エリアで開催している日本最大級の人事コミュニティです。

基本的にどなたでも参加できるため、人事の職務についていない方でも参加可能。内容も、働き方からテクノロジー、AIなど多岐にわたるため、学生や主婦なども参加しています。

 

年間30,000円(税別)の会員になると、一般では有料(数千円程度)となる参加費用が無料になります。

 

運営ボランティアの募集もしています。

 

URL http://www.global-jinji.org/accept

 

2.HLC(Human Resource Learning Community)

 

サイバーエージェントの子会社である株式会社CyCASTが運営する人事コミュニティで、会員制の勉強会コミュニティとなっています。

 

定例会としてワークショップやセミナーを実施しており、遠方・地方でも動画配信によって同じコンテンツを学ぶことができます。
さらに、会員限定グループ内で直接質問をしたり事例の共有をしています。分科会として参加者同士で勉強会を実施することもされているそうです。

現在、DeNAやAvexなどの約200社の人事や経営者などが参加し、約400名のコミュニティとなっています。
会費は1名あたり9,800円(税込み)~となっています。

 

URL https://hlc-official.themedia.jp/

 

3.CLUB- CHRO

『日本初の「戦略人事」を推進するCHRO(人事責任者)の実践的な成長支援コミュニティ』です。(公式ホームページより)

 

支援者と言われるプロフェッショナルボード(その道の知識のある人)メンバーが参加する勉強会の定期開催や、
戦略人事のためのアカデミーを開催しています。

1法人月額9,800円(税込)で参加でき、勉強会であれば1法人あたり2名まで、アカデミーの講習であれば1法人あたり1名までの参加費用が無料となります。

 

さらに、このプロフェッショナルボードメンバーは多彩な顔ぶれとなっており、企業のステージや状況に合わせて、相談や力となってくれるメンバーの紹介を受けることができます。必要に応じて外部機関の紹介をしてもらうことも可能です。

 

URL https://club-chro.biz/

 

4.日本の人事部

 

ヒトに関する情報を発信したりイベントを開催している、情報ポータルサイトを運営しています。

情報発信のみならず、人事が使えるツールの提供や、分科会、コンソーシアム、カンファレンスなどの運営も行っています。
また、会員になれば、人事労務の相談も無料・匿名で行えます。

 

会費は無料。ただし、講習などのイベントは、有料の場合もあります。

 

URL https://jinjibu.jp/

 

5.BIZHINT HR イベント

 

株式会社ビズリーチが運営する、人事に関する様々な話題について、その道で著名な方々が登壇してディスカッションするイベントの開催が多いコミュニティです。

今話題のHR Techやその他のトレンド情報、企業の人事に関する事例とそのインタビューなど、
メルマガやホームページでの情報も発信しています。

 

会員登録は無料、無料イベントやオンラインセミナーも多いため、セミナー参加のために外出するといった必要もなく、遠隔地でも学べます。

人事部数名で一緒にオンライン講座を受講するなどしてもいいですね。

 

URL https://expo.bizhint.jp/events

 

6.人事プロデューサークラブ

 

人事として必要な基礎知識を基礎講座12回(eラーニング)や、各人事領域の知識や実務、最新動向などの講習、
各企業の事例勉強会などを開催しています。

 

その他、気軽に情報や意見交換ができる交流会イベントの開催、協力パートナーの紹介をしてくれます。

 

会員登録は無料ですが、各勉強会やイベントへの参加にはそれぞれ参加費用が別途かかります。有料会員になれば、コミュニティ内で質疑応答が無料で受けられたり、イベント参加費が無料になるものもあります。

 

URL http://www.jpclub.jp/

 

7.Jin-jin-jinji(人人人事)

 

企業の在り方の変化が激しい現代の人事の潮流に乗り遅れないために、コミュニティのみんなの力で課題を乗り越えようというものです。完全オンラインナレッジシェア・コミュニティですので、全国どこにいても参加可能です。

 

他のコミュニティに見られるような、コミュニティ内広報や営業は禁止しているため、完全なる相互扶助コミュニティを目指しています。そういった意味では、内容の濃いリアルな回答や事例を得られる可能性が高いです。

その代わり、参加するからには、あなたもきちんと回答できる場合に回答してあげる精神が必要です。

 

参加費用は無料です。

 

URL http://jinjinjinji.strikingly.com/

 

8.Dorrkeeper 人事コミュニティ

 

これは、Doorkeeperというイベント開催コミュニティを作るサービスの上に、たくさんの人事コミュニティが作成されていますので、その中から好きなコミュニティを選んで参加することができます。

 

コミュニケーションスキルや、リモートワーキングの知識やノウハウ、人事労務知識など、実に様々な分野のナレッジを得ることができます。

 

費用は、コミュニティごとに変わりますので、気になるコミュニティがあったら確認してみてください。

 

URL https://www.doorkeeper.jp/groups/human-resources

 

まとめ

 

人事コミュニティは、紹介した以外にもmixiやfacebookなどのSNSでも探すことができます。
地域や業界などで選ぶこともできて参加無料なので、まずはちょっと様子をのぞいてみるのもいいかと思います。

 

人事の仕事内容は他の社員にはよく分からないため、誰かに相談したくても相談相手がなかなかいません。
その上、人事の役割として社員みんなの話は聞くけれど人事の悩みはだれも聞いてくれず、
孤独に一人で悩みを抱え込んでしまっている方も多いでしょう。

 

人事は、企業の未来を左右する重大なミッションを持っているという自覚を持ち、遂行するための手段として、
人事コミュニティを利用してみてはいかがでしょうか?

 

人事としての能力やスキルを学んだり、他社の事例を知ることによって、自社の人事戦略に活用することができます。
人事こそ、外部との交流をもって事例などの情報を積極的に共有すべきなのです。

 

ただし、ナレッジを学んだ、勉強会に出た、というだけで満足してはだめですよ(笑)。学んだことを、実際に活用しなければ意味がありません。

 

常に問題意識を持ちながら、どうすれば自社で活用できるのか、どの部分は取り込めるのかなどを考えながら参加することが重要です。

 

 

 

 

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